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患者さんの思いと心に残った言葉

臨床検査技師・睡眠健康指導士をしています【との菌】です。入院患者さんの悩みやその時の思いを綴っていきます。良かったら読んでくださいね。

気が強いと意思が強いは違う…

おはようございます。

との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

今日は1Fで採血業務をしていました

さて…

以前、急性心筋梗塞で入院され心臓カテーテル治療をされていた患者さんとの話

(今は退院され外来通院患者です)

【筯筯さんは入院される前は運動習慣はありましたか?】

【運動習慣か?】

(この方は腕が太く、いかにも強い感じがする人でした)

【昔、空手やってたけどな…】

(…その説明をするときの自信ありげな声)

【腕の太さみただけで強いのわかりますよ】

【いや、そうでもないで…】

(いやいや強さをアピールされてますね)

凄い凄い…

さて

【普段タバコは何本くらい吸ってはるんですか?】

(もう吸ってること前提に聞いている)

【そうやな…1日40本くらいやな】

(おっ、自慢やな)

【そのタバコの影響で酸欠は起こり血栓が作られるんです】

【タバコ止められないんですか?】

【止められへんから半分に減らしてるで…】

【いやいや、完璧に止めないとまた血栓できますよ】

【本当か?】

【いや確率の問題なんですけど】

【じゃあ、血栓できへんかもしれないな】

(おっ、いい訳か)

【すみませんが…気強いんですよね】

【ああ、気は強いで…】

【意思は?】

【…】

(黙りこむ)

気が強い人 必ず 意思も強いとは限らない…

その気の強さを

エネルギーを

意思に まわせば

タバコなんて止められるだろうな…

ふとそんな気がしたエピソードでした