ga('create', 'UA-58701863-1', 'auto'); ga('send', 'pageview');

患者さんの思いと心に残った言葉

臨床検査技師・睡眠健康指導士をしています【との菌】です。入院患者さんの悩みやその時の思いを綴っていきます。良かったら読んでくださいね。

車椅子か…介助度は?

おはようございます。

との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

【車椅子で検査にきはる人の介助度は…いかなるものか】

それが今日のエピソード…

さて…

【筯筯さん、心電図しますね】

【中へどうぞ…】

【はい】

(返事は付き添いの家族が)

患者さんは高齢の女性…

いつものように 車椅子姿は日常茶飯事でした

(少し抱えたらいけるやろう…そんな気持ちでした)

【筯筯さん、ベッドに移動できますか】 【無理やと思います】(家族の声)

家族さんはおそらく娘さんだろう

【ちょっと手を貸してください】(本人) 【わかりました。】

(ほんのちょっとのつもりでした…)

【さあ、車椅子からベッドに移るよ】 【私の腕を持って】

【いいですか】

【お願いします】

【1 2 3…】

(あかん、重い)

(腕を持つ力も弱い…簡単に言えばヘロヘロ)

【全然だめやないですか】

【はい】

手だけつかんでて 足は全く動かしてないし 膝の力で体を押し上げていない

【膝に力入らないんですか】

【ほとんど寝てるから膝も弱ってるんです】

身長は150くらいでしたが体重は80後半はあるだろう

体はかなり肉付きがよく(簡単に言えば太ってる) 支える下半身が大切やのに…

足は弱りはて…

日頃の経験から 車椅子からベッドへの移乗は慣れてるつもりでした

介助度とは…

人がどれくらい自分の足腰の力 腕の力 で動作できるか…

筯立ち上がり

筯立位

筯歩行

筯また車椅子へ

監視見守りレベル

軽度介助レベル

中等度介助レベル

重度介助レベル

全介助レベル

にわかれる

運動できない人は 膝や下肢はよわく しかも肉付きはかなり…

本当になめて介助すると こちらも体を悪くするだろう

ふと昔読んだ本に書いてあったこと…

【脱力した人ほど重いものはない】

人を抱えるとき 抱えやすいように 気をつけてくれるから 少し軽くなるんです

その気のない(脱力した)人は抱えられない

今日は改めて 感じたエピソードでした