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患者さんの思いと心に残った言葉

臨床検査技師・睡眠健康指導士をしています【との菌】です。入院患者さんの悩みやその時の思いを綴っていきます。良かったら読んでくださいね。

指紋なかったら…

おはようございます。

との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

今日は1Fで生理機能検査を担当していました…

ペースメーカークリニック(前回3ヶ月前からの不整脈エピソードをみたり、バッテリー残量みたりします)…

【筯筯さん、中へどうぞ】心電図室へ

【はい…】

(78歳男性患者さん)

【すみませんがペースメーカー手帳見せていただけますか】 【ちょっと待ってください…】

(高齢者やから動作鈍くて…時間かかるからの言葉なんだろうな)

【あれ?】

【うまく取り出せないな…】

【どうしました?】 【手帳をケースから出そうと思うんやけど…手が滑ってしまって】

【あ、私しますよ】 【本当にすみません…】

【お年には勝てませんね】

【いや、違うんですよ】

【??】

(何が違うんだろう)

【指紋がないんです…】

【そんなわけないですよ】

【いや、本当に指紋ないんです】

【少し前までやってた仕事上…薬品使ってたもんで指紋なくなったんです】

【そんなことあるんですか】

【すみません、見せてもらっていいですか?】

【はい…どうぞ】

(両手を差し出され)

【えっ?】

(本当に指紋らしきものがない)

【指紋ないってことで困ることがあるんです】

(いやいや、素手で犯罪…いやいや)

【えっ、解らないんですけど困ることって…】

【ものが掴めないんです】

【あっ、引っ掛かりですか】

【そうなんです】

指紋は

【滑り止めの役割】 してるんです

指紋と微かな汗でしっかり掴めるんです

【なるほど…】

【あっ、だから鞄から手帳出せなかったんですね】

【納得しました】

【結論】

患者さんからは いろんなことを教えられます

いつも新しい発見… 【患者さんも 病気してなかったら 人生の先輩なんです】

いろいろ学べる毎日に感謝です…