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患者さんの思いと心に残った言葉

臨床検査技師・睡眠健康指導士をしています【との菌】です。入院患者さんの悩みやその時の思いを綴っていきます。良かったら読んでくださいね。

え、痛くないの?

おはようございます。

との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

今日は1F生理機能検査を担当していました

【え、痛くないの?】

足先の血流みるSPP

患者さんは 元々

既往歴として糖尿病を患っておられました

(糖尿病と言われてから長い年月が立ちます)

この検査は以前もされたことがあったようです

【足先に血圧計まくやつやろ…】

【そうです…】

【また痛い思いさせますがすみません】

【…】

検査の準備をすすめていく…

【締め付け痛くないですか?】

【え、痛くないよ】

本当に【え?】です

足先の色は黒ずんで

一部は潰瘍のように皮膚は崩れている

着けていた包帯を外しての検査って本当にぞっとします。

【状態としては以前より悪化してるんだろうな…】

見た瞬間に頭に過りました…

筯末梢神経障害…

糖尿病もあまりにも酷くなると 神経障害を併発し 足が変色してようが

腐ってようが【痛くない】と言います

状態から考えると 【痛くない】わけはないのです

一般の患者さんは

【痛くない】から今の病気は大丈夫だと言います

【痛くない】から我慢できると言います

【痛くない】からこそ 【放置】する原因になるんだろうな…

痛かったら すぐに病院に行きますよね

また逆に考えれば…

今までの生活習慣が原因で 動脈硬化をおこしたんだと言う 【自覚】が持てない ということになる

退院後の生活習慣の改善に つながらないのが 残念です…

やっぱり 病気の再発や予防を考えると…ある程度は【痛み】を伴わないと だめだと思うエピソードでした