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患者さんの思いと心に残った言葉

臨床検査技師・睡眠健康指導士をしています【との菌】です。入院患者さんの悩みやその時の思いを綴っていきます。良かったら読んでくださいね。

足浴(湯)して欲しい…

おはようございます。

との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

今日は1F生理機能検査を担当していました

何人かの入院患者さんを検査した際に…

患者さんが言われた内容は…

【せめて足浴(湯)して欲しいな】でした

患者さんは 心臓弁膜症の手術(弁置換術)を受けた男性でした

【筯筯さん、胸の傷はまだまだ痛いですか】

【いや、じっとしてれば大丈夫やけど…】

【寝てる時に咳がでたらかなりキツイですね】

【…】

胸の傷…

心臓の弁膜の深さまで

メスを入れてるため

もちろん胸骨は完全に切断します

医師が目視で心臓弁膜を見れる状態にして手術にいどみます

つまり、表面だけの切り傷ではありません

咳一つだけでも

胸の傷にかなり響くのは当たり前なのです…

【ゴホゴホ】って力強くできないと患者さんはいいます

【痰】が溜まってたりすると 本当につらいといいます

本当は【ゴホゴホ】って力強く咳して気持ちよく痰を出したいところ…

でもできない

【もどかしさ】…

【歯がゆさ】…

そんな大きな傷を持つ患者さんの立場から考えると【お風呂】に入るのがかなり怖いだろうな

体をふくだけでも

かなり気になるでしょう

そう考えると

【せめて足湯】って思うのは 妥当なところ…

ある患者さんに聞きました…

【急に看護師さんに頼んでも忙しくて断られた】 もしくは【嫌な顔された】そうです

たしかに 看護師さんの業務の合間に準備…

しなくてはならない

足湯…

看護師さんからすると 手間が1つ増えることだろう

でも お風呂やシャワーもまともに入れない患者さんからすると 足湯…それは【至福の時】かもしれない

そう思うエピソードでした