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患者さんの思いと心に残った言葉

臨床検査技師・睡眠健康指導士をしています【との菌】です。入院患者さんの悩みやその時の思いを綴っていきます。良かったら読んでくださいね。

時折、つながる…

おはようございます。

との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

【時折、つながる】 そんな印象がした脳波の患者さん

さて…

今日はリハビリではなく 1日 1F生理機能検査担当でした

【本日、脳波できますか?】脳外科医からの連絡がありました

【時間みてさせてもらいます】【了解】

さて…脳外科病棟の患者さんは ほとんどが 片麻痺があり ベッドでの検査が多々…

脳波も…でした

実際に生理検査室に到着された患者さんは ベッドで寝たきり…(別に変ではない)

予想どおり でした

予想してなかったのは…

片麻痺 + 右手がやたら動かすことでした

【この右手…曲者】

検査懐紙してわかった…

脳波の検査器具つけるのに…やはり右手が曲者でした

(検査技師実習生に手伝ってもらい)

かなり動かす右手をよけながら

また電極を触ろうとする右手をはらいなから…

24本の電極を着けました

【筯筯さん、もう少しで検査終わるからじっとしといてね】【はい】

(微かに…言った)

はず

すかさず右手が また動きました

【筯筯さん、動かさんといて欲しいんです】

【そんなに時間かからんから】

【はい】

(また…はいって言った)

しばらくすると右手は動くんです

結局、言っても伝わらないだろうと あきらめ 検査を続行してました

麻痺があるくらいやから 脳から発する信号はまともには 伝わらないんだろう

でも【はい】の返事をする一瞬…

信号は伝わっているんだろう

そんな状態の患者さんを見ていると…

家族や自分も 下手をすると 同じようになるかもしれんという思いが頭を過りました

できるなら

避けたい姿…

本当にいろんなことを考えさせられます