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患者さんの思いと心に残った言葉

臨床検査技師・睡眠健康指導士をしています【との菌】です。入院患者さんの悩みやその時の思いを綴っていきます。良かったら読んでくださいね。

え?耳聞こえへんのに呼吸の検査…

おはようございます。

との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

今日は1F生理機能検査でお仕事をしていました

さて…今日1日の中で最大の難関。

それは耳が全く聞こえない人の呼吸機能検査でした

でも 諦めていたわけではありません…

絶望感に浸ってたわけでもありません

なんでかというと… 以前 中国人の入院患者さんがおられました(日本語は全くわからない人)

そして通訳がついていました

通訳って言っても 家族さんでした

(家族さんの中で日本語がわかる人が通訳って言われていただけ)

通訳が間に入ると

一瞬 タイミングのずれが生じるんですよね

しかも 通訳さん自体が 呼吸機能検査を理解できてない人だから どこを 強く どこをなめらかに とかがわからない

今日の患者さんは 通訳はいないけど 耳が全く聞こえない

さて…工夫しよう!

紙に呼吸機能検査で得られる波形を書いた…

波形を指で追いながら…

【息を楽に吸って吐いて吸って吐いてを4〜5回繰り返して】 【次勢いつけて吐けるとこまで吐いて】

【次大きく吸って】 【吸えなくなったら吐く…】

【吐けるとこまで吐いて吐いて】

はい、楽にして…

と話す言葉すら紙に書いてある

次に2つ目いきますね…

2回ほど息を楽に吸って吐いて吸って吐いて繰り返して…

はい3回目 勢いつけて一気に吸って…

そして息を吐く…

まだまだ 吐けるとこまで…

はい、大きく吸って

はい、楽にしてください

(紙に書いてあることを指で追いながら)

本当に大変やったけど 患者さんはもっと大変なんだろうな

奥さんも 待合室まで来ておられたが 同じく 耳が全く聞こえないようでした

たぶん【手話】生活なんだろうな…

なんか 私の知らない世界…を少し感じました