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患者さんの思いと心に残った言葉

臨床検査技師・睡眠健康指導士をしています【との菌】です。入院患者さんの悩みやその時の思いを綴っていきます。良かったら読んでくださいね。

薬物中毒…

おはようございます。

との菌です。(*^_^*)

 

臨床検査技師として業務する毎日…

 

今日は日曜出勤…

結構バタバタしていた日でした

 

救急も多く…

浸透圧を測る機器の調子も良くなく 更正また更正の連続…

 

さて、ER(救急外来)から電話が鳴り響く…

 

【ERですがトライエージお願いします】

【はい、わかりました】

(トライエージは患者さんから採取した尿を用いて薬物中毒反応をみる検査)

そんなキットが検査室に用意されている

 

(ERから尿が届く)

冷蔵庫からキットを取り出し 尿を必要な量をキットに分注する(140μl)

 

10分後 【ここに注入】する場所に尿を分注する

 

さらに1分まち…

所定の箇所に分注する

 

反応停止液を3滴滴下し 5分以内に判定をする

 

ドクターが集まる救急外来にキットを手に急ぎ足…

 

【筯筯先生、トライエージ持って来ました】

【どうや?反応あるか】

【いえ…まだ反応ありません】(残り2分半)

【この患者さん、僧侶の方でお経を読経されているときに痙攣発作を起こしたそうです】

【周りの人たちびっくりされたでしょうね】

【僧侶やから薬物とかは疑ってないんだけど】

【はい、そうですね】

 

結果としては

すべてマイナスでした

 

その後は バタバタの中で日勤が終わり カルテを見ていませんでしたが

 

人はいつ どこで

【意識消失発作】【痙攣発作】を起こすか わからない…

 

発作中は かなりの筋力やブドウ糖を使用するとのことで その後の疲労感や 脳の機能低下は半端ないらしい…

 

突発的に起こる発作…

それが大きな事故につながる人もいるし 今回のような 読経中もある

 

いずれにしても 発作は怖い話であり もし 身近な人が発作あれば 何ができるのか 考えさせられたエピソードでした

 

本当に怖い…