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患者さんの思いと心に残った言葉

臨床検査技師・睡眠健康指導士をしています【との菌】です。入院患者さんの悩みやその時の思いを綴っていきます。良かったら読んでくださいね。

え?6リットルですか

おはようございます。

との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

今日も生理機能検査を担当していました

検査は肺機能検査…

【え?6リットルか】と思った その男性患者さんは間質性肺炎を患っておられました

指につけた酸素モニター(spo2)では96%を示していました

健常者の数値は95〜100%で 平均98%でしょうか

酸素なしで 【息止め】をし または激しい運動をしてもらい…

息苦しさを感じるラインは92%です

目隠しして

【楽になったら教えてください】と問うと…

93%よりあがっていることが多い印象です

酸素流量が3リットルになれば 鼻チューブ(カヌラ)をつたって風が入るのがわかるといいます

もし 鼻チューブの中に水滴(結露)がたまっていれば 私たちスタッフは 酸素流量10リットルで 水滴を一瞬で飛ばすことをします

それくらい強い風を意味します

私たちスタッフからみると 酸素流量6リットルなら 100%近くあって欲しいと願う数値…

96%は 肺が障害をうけ

まともに 酸素を体に取り込んでいないことを考えます

話が横に反れましたが

6リットル 96%の人が

肺機能検査をする ということは いろんな意味で

大変なことなんだと想像がつきます

案の定…その男性患者さんの 肺機能検査は 息苦しさなどの症状でなかなか 先に進みませんでした

健常者でも まじめにするとしんどい肺機能検査なのに…

肺障害を患っておられる人にとって とても大変なことなのです

早く済ませたいけど

なかなか早くできない

うまく誘導したいけど

咳こんで うまくできない

挙げ句のはてに 咳しすぎて 疲れはて 検査にならないなど…

酸素吸っている患者さんの肺機能検査は 本当に大変なので 出来る限り 短時間で終わるように 工夫したいと思います

やっぱり普通に呼吸できるってことは大事なことですよ…