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患者さんの思いと心に残った言葉

臨床検査技師・睡眠健康指導士をしています【との菌】です。入院患者さんの悩みやその時の思いを綴っていきます。良かったら読んでくださいね。

え?寝たらあかんの…

おはようございます。

との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

【え?寝たらあかんの…】

今まで何人かの人が驚いていました

救急で運ばれてきた患者さんの中には

【うっ血性心不全】と評価され 即 利尿剤を投与されている方がおられます

利尿のおかげで心臓や肺の周りの水が抜け…呼吸するのが楽になってきます

よくこんな話をします…

【筯筯さん、入院前は息するのもしんどかったですか】

【そうなんですよ】

【今はオシッコがずいぶんでたので…呼吸楽にできます】

【良かったですね】

【足の浮腫みと夜中の咳は?】

【え?ありましたけど何故わかるんですか】

【ともに心不全につながりがあるからです】

【そうですか】

先生、すみません【下肢の浮腫みはオシッコに行っても取れないんですか?】

【そうですね。オシッコだけで水は簡単には排泄されません】

わかりやすく言えば…

【血管が本通りだとすれば、水がたまる箇所は脇道なんです】

脇道に溜まった水は簡単には出ません。

4時間くらいかけて リンパ管を通って血管に戻ってくるんです

ということは

起きている間 下半身に溜まった水が 寝てから4時間くらいしたら 肺や心臓周りに 回ってくるということなんです

【あっ、それで咳したり、寝苦しくなるんですか】

【入院中は利尿剤の効果で余分な水分は出ていくことになるんですね】

【そうなんですね】 【今までオシッコだけしてれば、問題ないと思ってました】

いやいや…

【大袈裟に言えば、ソファー椅子に座り、体をおこしていれば呼吸は楽にできます】

【いやいや…ソファー椅子で寝るのは大変】

【疲れが取れないですね】

そんな話をしていました…