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患者さんの思いと心に残った言葉

臨床検査技師・睡眠健康指導士をしています【との菌】です。入院患者さんの悩みやその時の思いを綴っていきます。良かったら読んでくださいね。

微かに伝わってるはず…

おはようございます。

との菌です。(*^_^*)

いつもありがとうございます…

臨床検査技師として業務する毎日…

【微かに伝わってるはず…】そんな気持ちの中で業務していました

さて…

今日は午前中に1件 脳波検査をする担当になっていました

□□病棟に連絡…

【筯筯さんの脳波しますので、1F脳波室までお願いします】【はい、わかりました…】

筯筯さんは数日前にけいれん発作を起こした女性患者さん…

(難聴ではない)

ベッドでこられた患者さんは 点滴と酸素カヌラ(鼻につける透明な酸素チューブ)

をつけておられた…

【筯筯さん…今から脳波しますね】

【頭をアルコール綿で擦るので痛かったら言ってください】

(無言…)

うっすら目を開けてるように見えるが

おそらく見えていないだろう…

脳波中には 時々手を動かし 鼻カヌラや 脳波の電極を触ろうとされる

しかし、触ろうとするだけで 実際には そんな確実な動作ではない…

目は半分 開けてるように見える

でも 開閉眼の指示のとき…

【目を開けて…】

【目を閉じて…】

【もう一度開けて】 【目を閉じて】

と耳元で かなりの声で声かけ…

しかし、伝わっていなかった

高齢者のけいれん…

その後の…

【脳機能低下】か

この患者さんが 入院前…どれくらい元気で どれくらいの動作ができていたのか

今となっては不明だ

しかし1人の患者…

かけ声が微かに伝わってるかもしれない

そんな気持ちの中で 脳波をしていました

発語はできないかもしれないけど 微かに伝わってるかも…

人は外見からは 判断はできない

その患者さんが脳波室からでていくまで ずっと話かけていました

もしかしたら

いくつかの声かけは伝わってたかも…

元気になったら

【あの時…声かけてくれましたね】なんて言われたら すごく嬉しいんですけどね